ブログを見ていると顏出しをする人がいることに気づく。イケダハヤト(昔、池田勇人という総理大臣がいたが同姓同名ではないか)とか、かん吉さんである。ブログを訪れるたびに強い個性が感じられる。彼らの顔とブログは相互に有機的に機能して、一体感が出ている。これが匿名であったら、これほどの訪問者数はなかったと思われる。

自分はハンドル名が Nomad である。Nomad は遊牧民の意味であり、世界中でも、日本でも、同じハンドル名の人は多い。しかし、アルファベットで書いてあるし、少々の個性は感じられていいのではと思う。顔まで出す必要はないだろう。

アメリカのブログなどでは、よく顏出しをしている。しかも、にっこりと笑っている。日本で顏出しをするときは真面目な表情をすることが多い。さらに顔出しする人は、顔に自信がある人だ。特に女性で顏出しをしている人は、ほとんどが美人だ。でも、アメリカのブログは、中年や老年の女性が平気で顏出しをしている。そんなブログを見ると、親近感が出て、気楽に声がかけやすい気がする。 

アメリカ人のブログは楽しんでいる。陽気な人々が人生を楽しんでいる。それに対して日本人のブログは、愚痴を吐き出すか、人生論を語る場になっている。良くも悪くもクソまじめなのだと思う。

情報商材のマニュアルを読んでいると、道を説いているなと感じることがある。アフィリエイト道を語るのだ。アフィリエイターとは、悩みながらも解決の手段を探す人に、適切な商品を提供する極めて高尚な職業である、というような論調の人もいる。

アフィリエイトは何時間もかけてキーワード探しをしたりするのであるから、自分の行為に何か意味を見つけたがるようだ。でも、「アフィリエイトをするのは、簡単に金が欲しいからだ」でいいではないか。

さて、自分は顔出しができるか。自問自答する。できないな。それだけの勇気はない。このブログは毎日平均して10数名が訪れるだけであり、顔を出しても知らない人だけなので、問題ないだろう。でも、それでもためらってしまう。シャイな自分は典型的な日本人のようだ。